メキシコ大使館で開催!第2回 「タコスの日 Celebration Party 2025」イベント レポート

── タコスがつなぐ、ひと・文化・想い。

2025年3月26日(水)、東京・千代田区永田町にあるメキシコ大使館にて、「タコスの日(Día Nacional del Taco)」を祝うスペシャルイベント「第2回 タコスの日 Celebration Party 2025」が盛大に開催されました。

メキシコ文化やメキシコのお酒の魅力を発信するJUASTと、タコス文化の普及と発展を目指す一般社団法人タコス協会の協力によって開催する企画の第2弾。
全国から個性あふれる10店舗が参加し、タコスを愛する来場者たちで会場は終始にぎわいました。


会場にずらりと並ぶタコス店、香ばしい香り、彩り豊かなトッピング。
開場直後から会場には長蛇の列ができ、多くの来場者が笑顔でブースを巡る様子が印象的でした。

開会の挨拶では、メキシコ大使館を代表して、農業・農村開発省のアルベルト・クイヤル公使より心あたたまるメッセージを頂戴しました。

また、今年はシンプロット・ジャパン株式会社のご協力のもと、濃厚でクリーミーなメキシコ産の冷凍アボカドの試食ブースも初登場。大人気ブースとなりました。


参加店舗と提供タコス一覧

  1. chilanga banda(埼玉・桶川)
      提供タコス:カルニタス
  2. Tortilla Club TORTILLERIA(東京・代々木上原)
      提供タコス:クラシックカルニタス
  3. CASA DE SARASA(東京・渋谷)
      提供タコス:エビのフリットタコス
  4. HOBO TACOS(東京・新中野)
      提供タコス:野菜のタコス
  5. Tacos Mercado(東京・小平)
      提供タコス:東京和タコス
  6. CIELO’S MEXICAN(東京・赤羽)
      提供タコス:ビリアタコス
  7. MEXICARRO(東京・神奈川)
      提供タコス:カルニタス
  8. TAQUITO JAPAN(東京・千葉)
      提供タコス:コチニタ・ピビール
  9. TACOS HOLIC?(兵庫・高砂)
      提供タコス:エビのビリアタコス
  10. COMER MUCHO(広島)
      提供タコス:パストール

🏆「タコスグランプリ」とは?

本イベントの恒例コンテンツ、「タコスグランプリ」は、参加者が当日食べた中で「一番おいしい!」と思ったタコスに1票を投じる人気投票型コンテストです。

当初は15時半に投票締め切りを予定していましたが、投票が終わるとそのまま帰ってしまう方が多く、「発表を見届けられない」という声が多数寄せられたことから、なるべく沢山のお客様の前で発表の機会を設けたいと相談し、急遽15時に締め切り時間を変更しました。

14時半の時点で参加者の90%以上という非常に高い投票率を記録し、最終的には15時の締切のタイミングで関係者や出展者の皆さまにもご協力いただき、152名もの方から投票をいただくことができました。

会場に残ってくださった皆さまの前で、15時15分よりステージにて発表が行われ、多くの歓声と拍手に包まれました。

「どれも本当にレベルが高くて選ぶのが難しかった!」
「メキシコにいるような雰囲気と味、本場の再現度に感動しました」
「行ってみたかったお店のタコスが1日で全部食べられるなんて、贅沢すぎます…!」
「どれも個性があって、全部のお店を実際にまわってみたくなりました」
「あの味が忘れられない。タコスって奥深いですね」

来場者からはそんな声が多く寄せられました。


タコスグランプリ2025 結果発表!

🥇 1位:chilanga banda(埼玉・桶川)

🥈 2位:Tortilla Club TORTILLERIA(東京・代々木上原)

🥉 3位:MEXICARRO(東京・神奈川)

今回のタコスグランプリ2025で優勝したchilanga bandaさんには、タコス協会の代表理事SARASAがブランドアンバサダーを務める「テキーラ コディゴ1530」を賞品として贈らせていただきました。

伝統的な製法で丁寧につくられたこの無添加のプレミアムテキーラは、まさに“本場のタコス”と出会うにふさわしい味わいです。ぜひお店での特別な1本として、また次の創作のきっかけになればという思いを込めさせていただきました。


🍸 テキーラ&メスカルの魅力も大注目

今年はテキーラ&メスカルの試飲ブースにも昨年以上の注目が集まり、「食中酒としての魅力を初めて知った!」と感動の声が多数。

特にソーダ割りは大好評で、「タコスとの相性、こんなに良いんですね!」という声が多く聞かれました。

株式会社武蔵屋の販売ブースでは、気に入ったボトルを注文したり、その場で購入して持ち帰るお客様の姿も見られました。

さらに、本場メキシコから買い付けた雑貨の販売ブースも登場。色鮮やかな商品やオリジナルグッズが並び、「メキシコに行きたくなった!」と足を止める方が続出。

お酒を片手に雑貨を眺める、その風景もまた“メキシコらしさ”を感じさせるひとときでした。

ご来場くださった皆さま、朝早くから運営に携わってくださったチームの皆さま、各ブースの出展者の皆さま、メキシコ大使館・農業セクションをはじめとする関係各所、そしてご協賛・ご支援をくださった企業の皆さま——皆さまの温かなお力添えのおかげで、このイベントを無事に開催することができました。心より感謝申し上げます。


💬 タコス協会 代表理事 SARASAより

──“タコスが文化になる日”を目指して。

一般社団法人タコス協会は2018年、「タコスが好き」という共通点だけでつながれる“場”をつくりたい——
そんなシンプルな想いからスタートしました。

当時は今ほどタコス専門店もなく、「タコスが好きです!」と声に出す人も少なかった時代。
それでも私たちは、“本物のタコス”の魅力を伝えたいという気持ちで活動を続けてきました。

私自身、渋谷で小さなタコス店を営んでいますが、2017年のオープン当初は「サイズが小さい」「これで1人前?」というレビューが多かったのを今でもよく覚えています。

でも、それが“本場”での当たり前のサイズ。
タコスという料理が持つ、ストリートフードとしての「手軽さ」、一方で、歴史・地域文化・素材の背景に支えられた「奥深さ」こそが魅力なのです。

年月を経て、今ではそのサイズも「本場っぽい」と受け入れられ、さらに全国各地で素晴らしいタコス職人の方々が増え、こうして一堂に会する日を迎えられたことに、心から感動しています。


タコスは“味”だけでなく“つながり”を届ける料理。

イベントのたびに思うのは、タコスは“料理”でありながら、“人と人をつなぐ力”を持っているということです。今回も、予想を超える来場者数や完売店舗が出るなか、出展者同士が自然と支え合い、「うちのが残ってるから、よかったら食べて!」と声をかけ合う姿がありました。
このあたたかさが、タコス文化の本質だと思っています。


タコスの未来へ——さらなる挑戦

今後、タコス協会ではタコスという食文化の可能性を広げるべく、さまざまな取り組みを進めていきます。
タコス専門店だけでなく、カフェやバーでの導入支援
若手シェフ・アーティスト・地域食材とのコラボレーション
音楽・アートイベントとの連動による新たな表現

どれも、“日本の中にあるタコス文化”を育てていくための挑戦です。


多くの方から「また来年も開催してほしい!」という声をいただいており、今後は会場を変更し地方開催やより大規模なイベントの実現を目指して準備を進めております。

その際には、さらにパワーアップした「タコスの日 Celebration Party」をお届けできるよう、スタッフ一同励んでまいります。どうぞご期待ください!

¡Hasta pronto!(またすぐにお会いしましょう!)

タコスの日(Día Nacional del Taco)とは≫
2007年3月31日にメキシコのテレビ局が様々な州のタコスを紹介したことが話題となり、その日がメキシコ独自の記念日「タコスの日(Día Nacional del Taco)」と呼ばれるようになりました。

Photo by ナオ