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テキーラのテイスティング方法

近年、テキーラの香り、味わいはより複雑でクオリティも高くなってきました。 テキーラには約600の異なる香りが認められており、平均的な人で約30種類の香りを認識することができると言われています。
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色、透明度、輝き、不純物がないかを観察する。
グラスをゆっくり動かし、内側に広がるテキーラの粘度(涙・脚と呼ばれる)を確認する
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第一アロマ:
原材料に由来する香り。アガベの栽培年数や収穫時期、土壌の特性などから感じられる香り。
第二アロマ:
酵母の種類、発酵の条件など製造過程に由来する蒸留所固有の香り。主にグラスの中央部から感じられる。
第三アロマ:
樽の種類や熟成期間による香り。主にグラスの上部から感じられる。



様々な要素の組み合わせによってそれぞれのテキーラの個性が引き出されます。
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テキーラを少量口に入れて、舌で5~7秒間転がした後、ゆっくり息を吐きながらテキーラの香りを感じる。
甘味、酸味、塩味、苦味、旨味、渋味などのバランスを観察。

グラスで楽しむテキーラ

テキーラは、カバジート(ショットグラス)やスニフターで提供されることが多くありますが、 さらに様々なグラスによって、香りや味わいの新しい発見を楽しむことができます。テキーラの魅力を引き出すために重要なグラス選びのポイントをご紹介します。
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  • CRT公認 リーデル社のテキーラグラス
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  • エレガントに味わう ロブマイヤーグラス
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  • テイスティングにも使われる スニフター
ショットグラスの起源
ショットグラスはスペイン語ではカバジートと呼ばれています。その起源は歴史的な一コマに遡ります。植民地時代にアガベ畑の所有者は、作業者の農作業を監視するために、馬(カバージョ)に乗って時々見回りに行っていました。その時にテキーラを入れた水筒と水を入れた水筒と、水牛の角をくりぬいたものをコップ代わりに下げていました。正に、愛馬(カバジート)に乗ってテキーラを飲んでいたのです。
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  • カジュアルに楽しむカバジード (ショットグラス)
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  • 水牛の角でつくった「クエルニート」を グラスの代わりに
  • BLANCO ブランコ
  • ブランコは熟成期間が60日未満、または熟成されていないテキーラです。そのため、アガベ本来のフレッシュな花、果物、ハーバルな香りや、産地によるアガベの違い(甘さ、辛さ等)、発酵の影響を感じることができます。ハードリカー用グラス、小さめのスニフタータイプ、丸みのある小型シャンパングラスなどでじっくり味わってみると新しい発見があるかもしれません。
  • REPOSADO レポサド
  • レポサドは、オーク樽の違いによる個性や、アガベ由来の香りとのコンビネーションも複雑でバラエティーに富んでいます。一般的に使用されているテイスティンググラスの形状で、グラスの中に香りを漂わせてテキーラと向き合うことをおすすめします。また、食中酒としても適しているレポサドをロックグラスやワイングラスで、カジュアルにお楽しみいただくのも良いでしょう。
  • AÑEJO アニェホ / EXTRA AÑEJO エクストラアニェホ
  • 熟成期間の長いアニェホは、濃厚でふくよかな香り、味わいで私たちを魅了します。チョコレートやデザートとも相性が良く食後酒にもおすすめ。大きめのブランデーグラスや、熟成したワイン用のグラスで楽しむことでより優雅な時間を演出します。
様々な形状のグラスで楽しむことによって、飲み比べや香りテイスティングがより充実したものになるでしょう。

テキーラを代表するカクテル「マルガリータ」

マルガリータの起源
マルガリータの発祥については様々な説がある。その中でも、1936年と1948年にメキシコで、または1949年にアメリカのロサンゼルスで誕生した説がよく語られている。
メキシコ起源説は、1936年にアメリカ合衆国との国境都市のティファナのとあるバーで、バーテンダーがカクテルに間違えてテキーラを加えたところ、これが好評で各地に広まっていったというもの。また1948年にアカプルコにて上流階級のマルガリータ・セイムズがお客様のおもてなしに大好きだったテキーラとコアントローを使ってカクテルを創作した説がある。一方でアメリカ合衆国起源説は、ロサンゼルスのバーテンダーが創作したカクテルがコンテストで見事入賞を果たし、広まっていったというものである。
マルガリータは「真珠」という意味で女性の名前としてもよく使われていて、このカクテルにはマルガリータ、マージョリーなどの女性に恋をしたからという説もある。
誕生当初、メキシコにおいては「外国人向け」のカクテルと捉えられていたが、だんだんと国民もその魅力の虜に。今では世界中で愛されるクラシックカクテルの一つとなっている。
コアントローのマルガリータ誕生70周年
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世界中で愛されるテキーラベースのクラシックカクテル「マルガリータ」は、そのオリジナルレシピの中にコアントローが指定されている。2018年は、そのレシピが誕生して70周年となる記念の年だった。同ブランド主催のカクテルコンペティション「La Maison Cointreau Japan 2018」では、テーマの一つにマルガリータが指定され、バーテンダーが趣向を凝らして様々なマルガリータを創作すると同時にオリジナルレシピ誕生70周年を祝った。
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マルガリータ・オリジナルレシピ
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上記の材料をシェイクし、塩を使って縁をスノースタイルにしたグラスに注ぐ。このようにして作るマルガリータが最もクラシックなスタイル。 コアントローの公式サイトで様々なアレンジレシピが紹介されている。
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トミーズマルガリータ
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マルガリータのアレンジレシピとして、最もよく知られているものの一つが、サンフランシスコのメキシカンレストラン「Tommy's」のオーナーであり、世界に2人しかいないテキーラアンバサダーでもあるフリオ・ベルメホ氏が考案した「TOMMY'S MARGARITA(トミーズマルガリータ)」。クラシックなマルガリータだけでなく、多様なマルガリータの魅力に触れてほしい、という想いから考案されたカクテルで、100%アガベテキーラをベースにコアントローの代わりにアガベシロップを使用するのが特徴である。
TOMMY'S MARGARITA・オリジナルレシピ
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グラスに塩の装飾はせず、氷を加えたオンザロックスタイルで提供するのがオリジナルのスタイル。また、その時の気分などによって、ベースのテキーラを飲み手が自由に選べるのがフリオ氏のこだわりだという。そんなトミーズマルガリータは、国際バーテンダー協会(IBA)によって、「新時代のカクテル」としてリストアップされている。
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アガベシロップは、テキーラと同じ「アガベアスル(ブルーアガベ)」と「サルミアナ」の2種類からのみで作られる低GI値のオーガニック甘味料で、アメリカ合衆国を中心にマーケットが広がり、日本でも近年注目の食材となっている。メーカーは10社以上を数え、メキシコ政府が中心となり2017年に生産者の管理と品質基準を守る事を目的としたNOM(メキシコ公式規格)に基づく管理制度が導入された。

その他のテキーラカクテル

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ジンやウォッカと同様に4大スピリッツに数えられるテキーラは、マルガリータ以外にも多種多様なカクテルのベースとして支持を得ている。トマトジュースなどを使用して作るストローハットや、おなじみのテキーラサンライズなどがよく知られるところだが、特にポピュラーなのはパローマである。現地メキシコでは当たり前のように親しまれている飲み方で、ジンで例えるならジン・トニックのような位置付け。グレープフルーツジュースとソーダで作るシンプルなレシピで、メキシコではフレスカ、スクワートというパローマ用に使えるグレープフルーツソーダがコンビニやスーパーで売られている。カジュアルにも楽しめることから、今後日本市場での人気度アップも期待されている。
他にも、ベースをテキーラに代えたマンハッタンや、オールド・ファッションドといったカクテルにも注目度が高まっている。
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