メキシコ食文化とメキシコ料理2021

2010年にユネスコの無形文化遺産に登録されたメキシコの「伝統料理」。フランス料理や地中海料理と並び、料理としては世界で初めての登録事例である。マヤやアステカなどの先住民の文化と植民地時代のヨーロッパの文化が融合し、独自で多様な料理文化を創り出して、近年世界中からメキシコ料理への注目が高まっている。

〈 メキシコ原産の食材 〉

  • トウモロコシ
  • トマト
  • アボカド
  • インゲン豆
  • カボチャ
  • トウガラシ
  • クズイモ
  • など
メキシコ料理

代表的なメキシコ料理

Salsa

サルサ

メキシコ料理に欠かせないソース。トマトや玉ねぎなどの野菜に、生あるいは燻製の唐辛子、柑橘類、とろみを出すための種実類が入っている。色も辛さも様々。

Salsa(サルサ)

Corn Tortilla

トウモロコシのトルティージャ

トウモロコシ粉で作った生地を薄く伸ばして焼いたもの。肉や魚料理などの様々な具を包んでタコスにしたり、揚げてサルサをつけるなど、メキシコ料理には欠かせない主食。

Corn Tortilla(トウモロコシのトルティージャ)

Guacamole

ワカモレ

アボカドにトマト、玉ねぎ、コリアンダー、ライムジュースなどを入れたディップ。トルティージャチップスやタコスなどに合わせて。

Guacamole(ワカモレ)

Chilaquiles Verdes

チラキレス・ベルデス

残り物のトルティージャをリメイクしたメキシコの代表的な朝ごはん。温めたトルテージャにサルサ・ベルデを加える。目玉焼きをトッピングするのもおすすめ。

Chilaquiles Verdes(チラキレス・ベルデス)

Tamales

タマレス

アステカやマヤ時代から食べられていたメキシコの国民食。トウモロコシの生地の中に鶏肉、豚肉、ひき肉などいろいろな味のサルサと合わせた具材を入れ、バナナやトウモロコシの葉で包んで蒸した料理。

Tamales(タマレス)

Fish Ceviche

魚のセビーチェ

魚介類をレモン汁に漬け込み、トマトやキュウリ、玉ねぎなどの野菜と合わせたもの。
シェフの出身地・メキシコ太平洋岸コリマ州のスタイルでは、魚介類はさっと湯通ししてから提供する。クラッカーやトルティージャチップスと合わせて。

Fish Ceviche(魚のセビーチェ)

Cochinita

コチニータ

マヤ系先住民の言葉で「豚肉」を意味するお肉料理。オレンジ、アチョテ(植物の実)、酢、唐辛子やスパイスで漬け込んだ豚肉を焼いたもの。ユカタン州の名物料理で現地ではバナナの葉で包んで石焼きにする。

Cochinita(コチニータ)

Arroz Rojo

アロス・ロホ

人が集まる時によく提供されるお米料理。トマト、玉ねぎ、にんにくのペーストを入れてお米を炊いたもの。鶏肉のモレソース、豚肉料理の付け合わせに。

Arroz Rojo(アロス・ロホ)

Tacos al Pastor

タコス・アル・パストール

数種類の唐辛子とスパイスに漬け込んだ豚肉を焼き、グリルしたパイナップルスライスを添えてトルティージャにのせ、お好みでコリアンダーと玉ねぎのみじん切り、サルサをかけたメキシコの定番タコス。

Tacos al Pastor(タコス・アル・パストール)

Chicken Mole Sauce

鶏肉のモレソース

カカオに唐辛子や数種類のスパイス、ナッツ類など10種類以上の材料を混ぜ合わせたメキシコの伝統的なソース。茹でたお肉にかけて提供されるオアハカやプエブラ州の郷土料理。

Chicken Mole Sauce(鶏肉のモレソース)

Pan de Muerto

死者の日のパン

メキシコの文化的な祭事「死者の日」の祭壇へお供えするパン。パンの上の十字形は、両手・両足の骨、丸い形は頭蓋骨をあらわしており、十字の下のしずくは故人の家族が流す涙と言われている。オレンジの香りをきかせ、故人に帰る場所を知らせる。

Pan de Muerto(死者の日のパン)

Soft Drinkソフトドリンク

Horchata

オルチャタ

メキシコのタコス屋さんやパレタ(棒付きアイスキャンディー)屋さんなどにあるお米と、牛乳、シナモンなどが入ったジュース。お米の種類によって変わる風味を楽しんで。

Horchata(オルチャタ)

Agua de Jamaica

アグア・デ・ハマイカ

メキシコでは定番のハイビスカスジュース。乾燥したハイビスカスのガクを煮出してから砂糖を加える。

Agua de Jamaica(アグア・デ・ハマイカ)

メキシコのキッチンから和の食卓へ
/ 在日メキシコ大使館

Mexico

メキシコのキッチンから和の食卓へ(第3版)

2020年11月16日、メキシコ伝統料理がユネスコ無形文化遺産登録10周年を迎えたことを記念して、レシピ集の初版を公開。2022年公開の第3版には初版に新たなレシピを追加して、前菜・主菜・デザート・ドリンクなど、合計100のレシピを掲載しています。是非ご自宅でもメキシコ料理を作って楽しんでください。

ヘルマン・オリーバ(Germán Oliva)
[著者]

ヘルマン・オリーバ
Germán Oliva

在日メキシコ大使館公邸料理人
メキシコ食文化保存協会役員

メキシコ・コリマ大学で美食学士の学位を取得。メキシコ、アメリカ、フランス、イタリア、モナコ公国等で食やワインに関する様々なシーンで長年経験を積む。2019年メキシコ若手ソムリエコンクール3位入賞。

ビクトル・バスケス(Victor Vazquez)
[著者]

ビクトル・バスケス
Victor Vazquez

Modern Mexican CABOS/
CIELITO LINDO BAR AND GRILL コーポレートシェフ

メキシコシティのMaximo Bistroの料理人となり、大統領府法制局、連邦検察庁のシェフの経験を有し、2015年~2019年在日メキシコ大使館公邸料理人を務める。美食学士の学位を持つ。